朝夕の寒気が身に染みる季節となりました。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
今回は兵庫県西宮市にある「西宮神社」のレポートをお送りします。なお現地に訪れたのは2021年7月となります。(画像を含む。)
西宮神社とは
西宮神社は「福の神」として崇敬されているえびす様を祀っている全国の総本社です。えびす様は神戸和田浦の沖に出現し鳴門の漁師が祀っていましたが「西の方に宮地がある。」とのご神託により西宮にやって来たと伝えられています。(平安時代末期には文献に登場しています。)
毎年1月9日から11日までの「十日えびす」には大勢の参拝者で賑わいますが、本えびすの1月10日午前0時に神門を閉じて神職は忌籠(いごもり)を行います。そして午前6時に表大門を開門し「走り参り」を行う風習があり福男が選ばれます。
※詳細は西宮神社公式サイトにてご確認下さい。
アクセス
最寄駅は阪神電車の西宮駅です。
駅ビルが「エビスタ」とは!街の象徴として愛されているようです。
南口ロータリーを出て表大門は徒歩5分程度で到着です。
境内の様子
駅から徒歩で表大門に向かっていくと「大練塀」が見えてきます。
建築年代が室町時代初期以前と推測されており重要文化財に指定されています。なお表大門より北側は阪神大震災時に被災した為に築き直したものとなります。
通称赤門と言われている表大門です。大練塀と共に重要文化財に指定されています。
表大門を入ると参道が続きます。
福男全速ダッシュの映像でおなじみの参道です。
西宮神社の象徴とも言える拝殿です。拝殿の奥に参殿があり向かって右側が蛭児大神、中央が天照大神及び大国主大神、左側が須佐之男大神を奉っています。
境内にある神池です。南北朝から室町の頃に作られた蓬莱山水様式の庭園となっています。周辺には茶屋もあり憩いの場になっています。
社務所内にはえびす様についての貴重な史料が多数展示されています。
御朱印について
御朱印の受付は拝殿向かって右側の社務所にて対応して頂けます。
さいごに
都会の中にありながら多くの緑があり地域の人々にも愛されている素晴らしい神社でした。えびす講の貴重な史料もあり資料館も必見です。機会があれば十日えびすにも参加してみたいですね!現地を訪れる際はルールとマナーを守って観光を楽しみましょう!